2026/09/06 18:41

パンにジャムを塗ってコーヒーを飲む。

朝食やおやつでは定番の組み合わせですが、ジャムの種類によってコーヒーとの相性は変わります。

いちごジャムの甘酸っぱさには華やかなコーヒー、マーマレードには柑橘系の香りを持つコーヒー、りんごジャムにはバランスの良いコーヒーなど、ジャムの風味に合わせてコーヒーを選ぶと、いつものパンとコーヒーをより楽しめます。

実際にUCCでも「コーヒーとジャムの出会い」をテーマにしたフードペアリングを扱っており、ジャムとコーヒーを組み合わせることで味わいの広がりを楽しむ考え方が紹介されています。

この記事では、ジャムの種類ごとに、相性の良いコーヒーを紹介します。


コーヒーとジャムはなぜ合う?

ジャムには果物由来の、

  • 甘味

  • 酸味

  • 果実の香り

があります。

一方、コーヒーには、

  • 苦味

  • 酸味

  • 甘味

  • 香ばしさ

  • 果実のような香り

  • ナッツやチョコレートのような風味

があります。

そのため、ジャムの甘酸っぱさとコーヒーの苦味を組み合わせたり、ジャムの果実感とコーヒーの果実感を重ねたりすることができます。

フードペアリングでは、似た風味を重ねる「同調」と、異なる味わいを組み合わせる方法の両方があります。

つまり、

似たものを合わせる

だけでも、

違うものを合わせてバランスを取る

だけでもよいということです。

ペアリングに絶対的な正解があるわけではありません。

だからこそ、実際に食べてみると面白くなります。


ジャム別|おすすめのコーヒー

まずは代表的なジャムとコーヒーの組み合わせを見てみましょう。

ジャム合わせやすいコーヒー相性のポイント
いちごジャムエチオピアベリー系の香りを重ねる
ブルーベリージャムエチオピア果実感と甘酸っぱさを合わせる
マーマレードグァテマラ・エチオピア柑橘の香りと酸味を合わせる
りんごジャムグァテマラ・ブレンド甘酸っぱさとバランスを取る
あんずジャムエチオピア・グァテマラ甘酸っぱい果実感を引き立てる
ラズベリージャムエチオピアベリー系の香りを同調させる
いちじくジャムブラジル・マンデリン甘味とコクを合わせる
桃ジャムエチオピア華やかな果実感を楽しむ
栗ジャムブラジル・マンデリン濃厚な甘味とコクを合わせる

いちごジャムにはエチオピア

いちごジャムは、甘さと酸味、そしてベリー系の香りが特徴です。

このタイプには、果実を思わせる香りを持つコーヒーが合わせやすくなります。

おすすめは、

いちごジャム × エチオピア

です。

エチオピアのコーヒーには、ベリーや柑橘、花を思わせる華やかな香りを感じるものがあります。

いちごジャムを塗ったトーストを食べた後にコーヒーを飲むと、コーヒーの果実感がより分かりやすく感じられることがあります。

特に、いちごジャムの甘さが強い場合は、コーヒーの酸味との組み合わせを試してみるとよいでしょう。


ブルーベリージャムにはエチオピア

ブルーベリージャムも、ベリー系の香りを持つコーヒーと合わせやすいジャムです。

ブルーベリージャム × エチオピア

の組み合わせを試してみましょう。

ブルーベリーの甘酸っぱさと、コーヒーから感じられるベリー系の香りを重ねることで、果実感のあるペアリングになります。

パンだけでなく、ヨーグルトやチーズケーキにブルーベリージャムを合わせ、コーヒーを飲むのもおすすめです。


マーマレードにはグァテマラやエチオピア

マーマレードの特徴は、オレンジなど柑橘類の甘酸っぱさと、皮由来のほろ苦さです。

この「酸味+苦味」が、実はコーヒーとのペアリングを考えやすいポイントです。

おすすめは、

マーマレード × グァテマラ

マーマレード × エチオピア

など。

柑橘系の香りを持つコーヒーなら、マーマレードの香りと重ねることで、より爽やかな印象になります。

また、マーマレードそのものに苦味があるため、コーヒーの苦味との組み合わせによる変化も楽しめます。

キーコーヒーでも、マーマレードやりんごジャムとコーヒーを合わせる例が紹介されています。(keycoffee.co.jp)


りんごジャムにはグァテマラやブレンド

りんごジャムは、甘味と酸味のバランスが取りやすいジャムです。

そのため、個性の強すぎないコーヒーから試してみるとよいでしょう。

おすすめは、

りんごジャム × グァテマラ

りんごジャム × ブレンド

です。

特にバタートーストにりんごジャムを乗せると、バターのコクも加わります。

その場合は、少しコクのあるコーヒーを合わせると、パン、バター、ジャム、コーヒーの味わいがまとまりやすくなります。


あんずジャムにはエチオピアやグァテマラ

あんずジャムは、甘味の中に爽やかな酸味があります。

そのため、

あんずジャム × エチオピア

あんずジャム × グァテマラ

など、酸味と香りのあるコーヒーを合わせるのがおすすめです。

あんずジャムをトーストに塗って、コーヒーを合わせるだけでも十分楽しめます。

クリームチーズと組み合わせれば、ジャムの酸味、チーズのコク、コーヒーの苦味という3つの味わいを重ねることもできます。


ラズベリージャムにはエチオピア

ラズベリーは、いちごやブルーベリーよりも酸味が目立ちやすい果物です。

そのため、コーヒーも明るい酸味や果実感を持つものが合わせやすくなります。

ラズベリージャム × エチオピア

を試してみましょう。

甘いパンだけでなく、チーズケーキやクリームチーズとの組み合わせもおすすめです。

ラズベリージャムの酸味が乳製品の濃厚さを引き締め、そこにコーヒーを合わせることで味わいの変化を楽しめます。


いちじくジャムにはブラジルやマンデリン

いちじくジャムは、ベリー系のジャムとは少し違い、濃厚な甘さと独特の風味があります。

そのため、酸味の強い軽やかなコーヒーだけでなく、コクのあるコーヒーも合わせやすいでしょう。

おすすめは、

いちじくジャム × ブラジル

いちじくジャム × マンデリン

です。

特にナッツやチーズと一緒に食べる場合は、ブラジルのような香ばしさを持つコーヒーとの組み合わせも試しやすくなります。


桃ジャムにはエチオピア

桃ジャムは、甘く華やかな香りが特徴です。

そのため、コーヒーも香りの華やかなタイプを選ぶと、香り同士を重ねることができます。

桃ジャム × エチオピア

がおすすめです。

桃ジャムを塗ったパンにクリームチーズを合わせれば、

桃の甘味

チーズのコク

コーヒーの香り

という組み合わせになります。

休日の朝食や午後のおやつにも向いています。


栗ジャムにはブラジルやマンデリン

栗ジャムは、フルーツ系のジャムとは違い、濃厚でほっくりした甘味があります。

このような食品には、果実感の強い軽いコーヒーよりも、ナッツやチョコレートを思わせる風味やコクを持つコーヒーを合わせる方法があります。

例えば、

栗ジャム × ブラジル

栗ジャム × マンデリン

です。

栗の甘味とコーヒーの香ばしさを合わせることで、秋らしい濃厚なペアリングになります。


ジャムの種類が分からないときは「甘さ」と「酸味」で考える

ジャムは種類が多く、全部覚える必要はありません。

ペアリングに迷ったら、まず、

甘いのか

酸っぱいのか

香りが強いのか

を考えてみましょう。

甘酸っぱいジャム

いちご、ラズベリー、あんずなど

→ 酸味や果実感のあるコーヒー

柑橘系のジャム

オレンジ、マーマレードなど

→ 柑橘系の香りを持つコーヒー

濃厚で甘いジャム

いちじく、栗など

→ コクのあるコーヒー

この考え方だけでも、かなり選びやすくなります。


パンの種類も考えると、さらに選びやすい

ジャムだけでなく、何にジャムを塗るかも重要です。

例えば同じいちごジャムでも、

食パン × いちごジャム

クロワッサン × いちごジャム

では、パンのバターや香ばしさが違います。

食パンなら比較的軽やかなコーヒー。

クロワッサンなら、もう少しコクのあるコーヒー。

というように、ジャムとパンの両方を考えると組み合わせを作りやすくなります。

パンとコーヒーのペアリングでも、シンプルなパンには軽やかなコーヒー、甘く重めのパンには苦味やコクのあるコーヒーを合わせる考え方があります。


コーヒーからジャムを選ぶ方法

逆に、飲むコーヒーがすでに決まっている場合は、コーヒーの特徴からジャムを選ぶこともできます。

酸味のあるコーヒー

いちご、ブルーベリー、ラズベリー、オレンジなど。

果実感のあるジャムを合わせると、コーヒーの酸味や香りを楽しみやすくなります。

苦味のあるコーヒー

いちじく、栗、りんごなど、甘味のしっかりしたジャムを合わせてみましょう。

ジャムの甘さによって、コーヒーの苦味が穏やかに感じられることがあります。

ナッツやチョコレートのような風味のコーヒー

りんご、いちじく、栗など、甘味や香ばしさのあるジャムを合わせてみます。

ブラジルなどのナッツ系の風味を持つコーヒーなら、バターを塗ったトーストとの組み合わせもおすすめです。


ジャムとコーヒーを合わせるときの食べ方

ペアリングを試すときは、

コーヒー → ジャムを乗せたパン → もう一度コーヒー

という順番がおすすめです。

まずコーヒーだけを飲みます。

次にジャムを乗せたパンを食べます。

そして、もう一度コーヒーを飲みます。

すると、

「コーヒーの酸味が強く感じる」

「ジャムの甘さがより引き立つ」

「コーヒーの香りがフルーツのように感じる」

など、組み合わせによる変化を感じやすくなります。

コーヒーのフードペアリングは、単に「合う・合わない」を決めるだけでなく、組み合わせによる味わいの変化を楽しむものでもあります。


Cafe Yellow Angelのコーヒーならどれを合わせる?

ジャムとのペアリングを楽しむなら、Cafe Yellow Angelではコーヒーの味わいから選んでみるのがおすすめです。

いちご・ブルーベリー・ラズベリー

エチオピア

ベリーや果実を思わせる香りを持つコーヒーと合わせて、果実感を重ねてみましょう。

マーマレード・オレンジ・あんず

グァテマラ SHB

ほどよい酸味と豊かな香りがあり、柑橘系のジャムとの組み合わせを楽しみやすいタイプです。

りんご・バター系ジャムトースト

マイルドな苦みと香りのブレンド

ジャムだけでなくパンやバターの風味も受け止めやすい、バランスの良い組み合わせです。

いちじく・栗など濃厚なジャム

マンデリン G1

深いコクと豊かな味わいがあり、甘味の強いジャムにも合わせやすいコーヒーです。


まとめ

コーヒーとジャムは、朝食やおやつで気軽に試せるペアリングです。

代表的な組み合わせをまとめると、

  • いちごジャム × エチオピア

  • ブルーベリージャム × エチオピア

  • マーマレード × グァテマラ

  • りんごジャム × グァテマラ・ブレンド

  • あんずジャム × エチオピア・グァテマラ

  • ラズベリージャム × エチオピア

  • いちじくジャム × ブラジル・マンデリン

  • 桃ジャム × エチオピア

  • 栗ジャム × ブラジル・マンデリン

がおすすめです。

迷ったときは、ジャムの特徴を見てみましょう。

甘酸っぱいジャム → 酸味・果実感のあるコーヒー

柑橘系ジャム → 柑橘系の香りを持つコーヒー

濃厚な甘さのジャム → コクのあるコーヒー

というように考えると、組み合わせを作りやすくなります。

さらに、ジャムだけでなくパンの種類まで考えると、ペアリングの幅はもっと広がります。

いつものトーストにジャムを一種類変えて、それに合わせてコーヒーも変えてみる。

それだけでも、普段飲んでいるコーヒーの香りや味わいを新しい角度から楽しめます。

コーヒーは「豆だけを味わうもの」ではありません。

食べ物との組み合わせまで含めて考えると、一杯のコーヒーから楽しめる世界はかなり広がります。