2026/09/06 13:29
「コーヒー豆を買ったけれど、どうやって挽けばいい?」
「細かく挽くのと粗く挽くのでは、何が違う?」
「ハンドドリップなら、どのくらいの挽き目がいい?」
コーヒー豆は、挽き方によって味わいが変わります。
同じコーヒー豆を使っていても、挽き目が変わることでお湯とコーヒー粉が接する面積や抽出の進み方が変わるため、酸味や苦み、コク、香りの感じ方にも違いが出ます。
この記事では、コーヒー豆の基本的な挽き方から、抽出器具に合わせた挽き目、味を見ながら調整する方法まで、わかりやすく解説します。
コーヒー豆はなぜ挽くの?
コーヒー豆は、そのままではお湯に成分が溶け出しにくいため、抽出する前に細かく砕きます。
豆を挽くことで表面積が大きくなり、お湯がコーヒーの成分に触れやすくなります。
ただし、細かくすればするほどおいしくなるわけではありません。
挽き目が細かすぎれば抽出が進みやすくなり、反対に粗すぎれば成分が十分に抽出されないことがあります。
そのため、使用する抽出器具や豆の焙煎度、好みの味わいに合わせて挽き目を調整することが大切です。
コーヒー豆の基本的な挽き方
コーヒーの挽き目は、一般的に次のように分けられます。
極細挽き
細挽き
中細挽き
中挽き
粗挽き
一般的なペーパードリップでは中細挽きが使われることが多く、フレンチプレスでは中挽き、エスプレッソでは極細挽きなど、抽出方法によって適した挽き目が異なります。
ただし、これは絶対的な正解ではありません。
同じ器具でも、豆や焙煎度、抽出レシピによって調整することがあります。
抽出器具別|おすすめの挽き目
ペーパードリップ
ペーパードリップでは、まず中細挽きから試してみるのがおすすめです。
一般的には、中細挽きから中挽き程度が使われます。
味が薄く感じる場合は少し細かく、苦みや渋みが強く感じる場合は少し粗くするなど、抽出結果を見ながら調整していきます。
ペーパードリップは、お湯の注ぎ方や抽出時間によっても味が変わるため、挽き目だけを変えるのではなく、ほかの条件もなるべく一定にして比較すると違いがわかりやすくなります。
フレンチプレス
フレンチプレスでは、中挽き程度がひとつの目安です。
コーヒー粉とお湯を一定時間接触させる抽出方法なので、ペーパードリップよりも粗めの挽き目が使われることがあります。
サイフォン
サイフォンでは、細挽きから中挽き程度が適しています。
器具や抽出方法によって適した挽き目は変わるため、まずは一般的な目安から試して、好みに合わせて調整するとよいでしょう。
エスプレッソ
エスプレッソでは、極細挽きが基本です。
短い時間で圧力をかけて抽出するため、ペーパードリップなどとは異なる細かな挽き目が必要になります。
コーヒーの挽き方で味はどう変わる?
コーヒー豆を挽くときに覚えておきたいのが、
「細かいほど抽出されやすく、粗いほど抽出されにくい」
という基本です。
細かく挽くと
一般的に、細かく挽くほどお湯と粉が接触する面積が大きくなり、抽出が進みやすくなります。
そのため、粗く挽いたときと比べて、しっかりした味わいになりやすい傾向があります。
ただし、細かくしすぎると抽出が進みすぎて、苦みや渋みなどが強く感じられることがあります。
粗く挽くと
粗く挽くと、細挽きと比べて抽出が進みにくくなります。
そのため、味が軽く感じられたり、すっきりした印象になったりすることがあります。
ただし、粗すぎるとコーヒーの成分が十分に抽出されず、薄く感じる場合があります。
キーコーヒーも、ハンドドリップでコーヒーが薄くなる原因のひとつとして「挽き目が粗い」ことを挙げています。
「薄い」「濃い」ときは挽き目を調整する
コーヒーを淹れていて味に違和感がある場合、いきなり豆を変える必要はありません。
まずは挽き目を少し調整してみましょう。
コーヒーが薄く感じる場合
挽き目を少し細かくする
コーヒー粉の量を見直す
お湯の量を見直す
抽出時間を確認する
などを試してみます。
ハンドドリップでは、挽き目以外にも粉量、お湯の量、湯温、抽出時間などが味に影響します。
苦みや渋みが強い場合
挽き目を少し粗くする
抽出時間を短くする
湯温を見直す
などを試します。
一度に複数の条件を変えると何が原因だったのかわからなくなるため、できれば一つずつ変更するのがおすすめです。
コーヒー豆は淹れる直前に挽く
コーヒー豆は、挽いた瞬間から空気に触れる表面積が大きくなります。
そのため、できるだけコーヒーを淹れる直前に必要な量だけ挽くのがおすすめです。
特に香りを楽しみたいコーヒーでは、豆のまま保存して、飲む直前に挽くことでコーヒーの香りをより楽しみやすくなります。
おいしく挽くために大切な3つのポイント
1. 必要な量だけ挽く
飲む分だけ、その都度挽くのが基本です。
まとめて大量に挽いてしまうと、粉の状態で保存する時間が長くなります。
2. できるだけ粒を均一にする
同じ豆を挽いていても、細かい粉と粗い粒が極端に混ざっていると、抽出の進み方にばらつきが出やすくなります。
そのため、コーヒーミルを選ぶときは、単純に「豆を粉にできるか」だけでなく、粒度を比較的そろえやすいかどうかも重要です。
3. 味を見ながら挽き目を変える
「ペーパードリップなら絶対にこの挽き目」というように、数字だけで決める必要はありません。
まずは標準的な挽き目から始めて、実際に飲んでみます。
そして、
「もう少し濃くしたい」
「苦みを抑えたい」
「酸味をもっときれいに出したい」
というように、目的に合わせて少しずつ調整します。
コーヒーは嗜好品なので、最終的には自分がおいしいと思えるところを探すことが大切です。
コーヒー豆の挽き方は「正解を探す」より「調整する」
コーヒーの挽き方について調べると、「中挽き」「中細挽き」などさまざまな情報があります。
しかし、挽き目は抽出器具だけで決まるものではありません。
豆の種類、焙煎度、使用する器具、お湯の温度、粉の量、抽出時間など、さまざまな条件が組み合わさって一杯の味になります。
だからこそ、
まず標準的な挽き目で淹れる
↓
味を確認する
↓
細かくするか粗くするか決める
という順番で調整していくと、違いがわかりやすくなります。
同じ豆でも、挽き方を変えるだけで印象が変わる。
これも、自宅でコーヒーを楽しむ面白さのひとつです。
挽きたてのコーヒーを楽しむなら、豆選びも大切
せっかく自分で豆を挽くなら、豆そのものの個性にも注目してみてください。
コーヒーは産地や品種、精製方法、焙煎度によって、香りや酸味、甘み、コクなどの印象が変わります。
たとえば、華やかな香りや果実のような甘さを楽しみたいなら、浅めの焙煎や個性的な品種を選ぶ方法があります。
一方、深いコクやしっかりした苦みを楽しみたい場合は、深煎りの豆を選ぶのもおすすめです。
挽き方だけでなく、「どんな味のコーヒーを飲みたいか」から豆を選ぶと、コーヒー選びがさらに楽しくなります。
Cafe Yellow Angelでは自家焙煎コーヒーを販売しています
Cafe Yellow Angelでは、自家焙煎したコーヒー豆を販売しています。
すっきりした酸味と透明感のある味わいを楽しみたい方には、コスタリカ。
深いコクと重厚な味わいを楽しみたい方には、マンデリン。
華やかな香りと果実のような甘さを楽しみたい方には、ゲイシャ。
そのほか、毎日の一杯に合わせやすいブレンドなどもご用意しています。
自分で豆を挽いて、挽きたての香りを楽しむところから、コーヒーを始めてみてはいかがでしょうか。
